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2011年8月16日 (火)

原発はストレステストで安全か

原発はストレステストで安全と評価され、再稼動してもよいのでしょうか。

政府側の発言「ストレステストの結果、安全性が確認できれば原発の再稼動を認めるべきだ」に不信感を感じます。

事故後、保安院は電源車の配置等をもって原発は安全であると宣言し、これを以って、早々に経産相は玄海原発の再稼動を依頼するために佐賀県を訪れました。再稼動ありきの安全宣言に不信感を抱いた国民は多かったと思います。この国民の声を受け、政府はストレステストの実施でもって安全が担保できると言い出しました。

電源車の配置等をもっての安全宣言となんら替わることはなく理解できません。政府は、ストレステストの内容を、抽象的でなく、具体例で国民に説明し、判断を仰ぐべきだと思います。判りやすく説明した場合、その実態が明らかにされ、国民の反対が予想されるので、抽象的な言葉で国民を騙しているようにも受け取られます。政府の言うストレステストとは、現行の安全基準に対する原発の耐震余裕度であると理解しています。これであれば、福島原発でも安全であると評価されかねません。抽象的なストレステストという言葉で、なし崩し的に原発が再稼動するのではないかと心配します。

現行の安全基準を上まる事故が起こっているのです。福島原発事故の原因を明らかにし、それに対する新たな安全基準を作り、ストレステストは行なわれるべきであると考えます。現行の安全基準が甘いということが露呈したと思います。

 原発が再稼動しなければ、電力不足がおきると経済界は盛んに発言しています。反原発論者は、再生エネルギーで十分賄えられるとも言っています。この賛否についてはここで問題にしません。そもそも、電力不足だからという理由で原発の再稼動をするとは、何か可笑しくありませんか。新たな安全基準によるストレステストでもって、原発は再稼動すべきです。以下、提言します。

1 新たな安全基準に基づいたストレステストをする。

2 どの程度の余裕度で以って安全とみなすのかを明確にする。

3 原発立地での地震規模、その震度及び津波高さを見直す。特に、活断層の長さを過小に見積もる傾向があった。地震学者の声に耳を傾けるべきである。

4 30年を超えた老朽化原子炉は、各所にヒビが存在し、緊急停止の場合、原子炉が破壊されるとも言われている。原子炉学者の多面的な意見を聞くべきである。

 このような手順を経て、安全に余裕があるものから再稼動を立地自治体にお願いすべきです。

 自然災害は常に想定外であり、一旦事故が発生すれば人間が制御できるものでないことは福島原発事故で立証済みです。又、高濃度放射性廃棄物の半減期は数十万年です。中長期的には廃炉とすべきです。その廃棄物の存在を数十万年にわたってどのように伝承していくのでしょうか。その時点で、人類は消滅しているかもしれません。新たに発生した生命体は当然高濃度放射性廃棄物について無知であり、被曝する可能性も高いでしょう。そもそも、新たな生命体に現在の言語と高濃度放射性廃棄物の危険性をどのように伝えるのでしょうか。まさか、数十万年後の生命体は知ったことではないと思っているのでしょうか。

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