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2011年8月30日 (火)

野田首相 原発再稼動前向き

 首相就任おめでとうございます。8/30首相の原発に関する発言を列挙すると

1 電力は経済の血液。電力不足が日本経済の足かせになってはならない。原発の再稼動に積極的な姿勢。

2 原発新設は事実上困難。

3 寿命が来た原発は廃炉にする。

4 再生可能エネルギー普及や省エネを通じ、原発依存度を段階的に引き下げる。

5 国が責任をもって現場に行って自治体の(再稼動の)了解を得る。

6 再生可能エネルギーの拡大と省エネによる(電力供給の)構造改革に取り組む。

7 2030年までは原発を一定割合で活用する。

8 発電電力量の約9%(水力発電を含む)にとどまる再生可能エネルギーの割合を20年代までに20%に引き上げる。

9 今国会で成立した「再生エネ法案」活用に加え、環境・省エネ分野の技術開発を経済成長につなげる「グリーンエネルギーイノベーション」を実現すべく、関連予算を積極的に計上する。

10 発送電分離などの電力制度改革は中期的な検討課題。

11 核燃料サイクルの見直し。

と、菅政権の方針を踏襲しています。脱原発推進者にとって、一応、安心です。原子力村住民(政治家、経産省官僚、電力会社、御用学者、メーカ、報道機関)の巻き返しにも強い意志を持って対応してください。原子力村住民に配慮した、優等生的、バランスの取れた方針ですが、早急な脱原発を希望します

 新聞、テレビ等に流れる、原発避難民一人ひとりの声を聞いていますか。20年以上、故郷を離れなければならない住民の声を聞いていますか。その人たちの涙を見ましたか。住民の悔しさ、絶望感を感じる事ができましたか。自分の家族がこのよう状況になったらと想像してみましたか。経済、金等マクロな見方でこれを捕らえると、個々人の悲しみが伝わらず、政策は結果的に国民のためになりません。

 ここまで書いて、イラク戦争における航空機爆撃が思い出されました。爆撃機のパネルには、攻撃目標がピンポイントで示され、一瞬のうちに建物が破壊しました。あたかもゲームのように。そこには、その建物の下で死んでいった人の姿はありません。その人、家族、親戚の悲しみが伝わってきません。戦争の大義名分は、フセインの核保有でした。その後の調査では核は発見されませんでした。あの戦争は何だったんでしょう。

今の政治家は国民のためといいながら、国民一人ひとりの悲しみ、涙、悔しさ、絶望感を見ているでしょうか。個々人の幸せなくして、何で国民の幸せなんでしょうか。初当選直後の純粋な気持ちを思い出してください。

 これから20年もの間、一部地域では原発は稼動します。

 地震列島で、地震が起きないと確約できますか。

 原発事故が再度起きないと保証できますか。

 事故調査委員会の結果が出ていない現在、ストレステストのようなごまかしで再稼動してもよいのですか。

 新設の原子力安全委員会ができない今、原子力の安全が担保できますか。

 万が一おきても、住民に福島のような悲しみを与えないと言い切れますか。

 最後に、野田首相はこの責任を請け負うことができますか。「首相が辞任すればよい」、「国民税金で救済すればよい」程度の捕らえ方ではないでしょうね。

 

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