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2011年9月26日 (月)

原発 代替エネルギー

 原発はコリゴリです。では、その分を何で補うのでしょう。過日、NHKで、原発推進派と脱原発派の討論番組がありました。

 原発推進派は

 自然エネルギーで賄えるレベルの発電量ではない。

 原発の安全性(野田首相に言わせれば世界一安全)を高め、推進していくべきだ。

 原子力行政の甘さがあった。安全基準の見直しも必要だ。

 原発は津波による被害であり、津波対策をすれば大丈夫だ。

 日本が空洞化する。

 自然エネルギーは自然を破壊する。

 と言っています。

 脱原発派は

 太陽エネルギー、風力発電、発送電分離、スマートグリッド等で、電力は十分賄える。

 と言っています。

 時間の限られた討論番組の中では、双方が言いっぱなしで、どちらが真実かわかりませんでした。幅広い人の意見を聞くためか、対立者同士の論点や討論が「尻切れトンボ」で終わってしまいました。どちらも正しいことを言っているのでしょう。前提条件が違うと、真実は大きく変わってきます。

 例えば、「原子力発電が最も安く、クリーンなエネルギーである」と、私たちは信じ込まされてきました。しかし、各種報道から、バックエンド(再処理、放射性廃棄物の処理、使用済み核燃料の中間貯蔵)費用、原発事故対応費用、損害賠償費用を加えれば原子力発電は、決して安くないと知りました。

 娯楽番組の域を出ていません。データを公開し、双方の論点を明確にして、真実を国民に示してください。

 原発推進派は、「どうせできっこないから、やらせてみたらどうだろう。結局電力不足になり、世論は「やはり原発か」と思い知るに違いない。」

 と思っているかも知れません。。

 私は、自然エネルギーのみで賄えるとは思えなくなりました。「自然エネルギーは自然を壊す」との発言もある程度納得できます。どうもオールオアナッシングの議論のようにも感じます。

 日本における電力事情を見てみましょう。電力を何のエネルギーで賄っているのでしょうか。

原子力29%、  天然ガス29%、  石炭25%、  水力8%、  石油等7%、  新エネルギー1%

です。

まず驚いたのは、天然ガスの多さと、石油の少なさです。

 専門家は、天然ガス(LNG)は埋蔵量も多く、シェールガスという新しいエネルギーも世界には広く分布していると言っています。天然ガス発電のメリットは大きいとも言っています。詳しくは専門書を見てください。

 実感としては、第三の選択があったのかと思いました。原発か自然エネルギーかの二者択一ではなかったのです。天然ガスを加えたベストミックスが良いようです。

 原発を廃止し、天然ガスをメインとし、自然エネルギーは補完エネルギーとします。不安定な自然エネルギーは、天然ガス発電で調整することができると言っています。

 目から鱗が落ちたようです。私も賛成です。現時点で29%が天然ガスによる発電です。少なからずの人は、この事実を知っていたと思います。新聞、テレビをはじめ、報道は、なぜこの事実を伝えないのでしょうか。

 余談ですが、2000年初頭、サハリンからパイプラインで天然ガスを輸入する計画がありました。実現寸前まで来て、電力会社の抵抗により、計画が頓挫しました。電力会社は、天然ガスをタンカーで輸入して、自社の発電に使っています。4000km以上であれば、タンカーによる輸送が安く、2000km(サハリンー東京間)であれば、パイプラインのほうが安上がりであると言います。電力会社は、なぜ反対したのでしょか。北海道から東京までの輸送中に、所々で天然ガスを抜き取り、発電することが可能になってしまいます。電力会社以外が天然ガス発電所を建設し、電力会社の独占市場が壊れる恐れがあるからだと聞いています。了見が狭い。

 今こそ、天然ガス発電を強力に進める絶好の機会です。

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