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2012年1月14日 (土)

浜岡原発訴訟 傍聴記 その1

 1/12、静岡地方裁判所で行なわれた浜岡原発訴訟の第二回口頭弁論を傍聴しました。始めての傍聴席です。もちろん原告席にも、被告席にも座ったことはありません。

 朝、10時05分までに集合し、行列に並びました。定員オーバーした場合には抽選ということでした。一般傍聴席43人に対し、希望者は29人。全員が入廷できました。

 向かって左に原告、右が被告(中電)です。それぞれ10人程度の物々しさです。一般傍聴29人、報道関係25人、裁判官3人でした。写真、録音禁止とのこと。

 待つこと25分、10時30分に開廷です。全員起立、着席。

 原告が訴状の内容を補充する準備書面を提出し、その要旨を説明しました。メモ書きのため不正確です。悪しからず。

・ 再循環系配管は地震で壊れた可能性あり。

・ 安全性については具体的に答えること。

・ 再循環ポンプは50t、宙吊り状態で、マーク1の設計者も疑念を持っている。不適切ではないか。

・ 福島原発のメルトスルーは早く起きたとのことであるが、これは地震による配管損傷をごまかすためではないか。(ものぐさ:理解できません。聞き間違いかも知れません)。

・ 圧力抑制室の損傷は衝撃によるものではないか。

・ M9の発生確率は1%上昇し、88%となった。3連動、4連動もありえる。

・ 中電の防波壁T.P+18m(海抜18m)は現在の砂丘高さ15mから数m上でしかない。海岸は遠浅で、津波はせり上がり、遡上高は高くなる。都司准教授も言っている。T.P18mに対し、強度等シミュレーションをしていないのではないか。平成20年完成の釜石港湾口堤防壁(注1)が、今回の東日本大震災の津波で破壊した。

・ 取水塔も弱点。

 開廷から15分後の10時45分で閉廷しました。

 TVドラマのように、原告、被告間での丁々発止の戦いを期待したのですが、書面の提出と若干の要旨を説明しただけで終了です。係官に聞くと、民事裁判はこんなものだそうです。単に書面を提出するだけで終わる場合もあるようです。

 上記以外の報道発表は以下のとおり。

 津波対策だけでは、原発の安全性は確保できない。

 地震動により使用済み燃料プールの冷却機能が失われ、水素爆発を引き起こす可能性がある。

 津波が発生した場合、周辺の津波の高さよりも約2倍の高さになる。

(注1) 釜石湾沿岸を津波から恒久的に守るために、昭和53年から津波防止を兼ねた世界最大水深(-63m)の湾口防波堤の建設が進められてきました。
 釜石港湾口防波堤(大型ケーソンに消波機能を備えた構造)は本格的な耐震設計を取り入れており、来襲津波に対し港内水位を防潮堤天端(T.P+4.0m)より低い水位に減衰させることで津波を防ぐ仕組みとなっています。

 しかし、湾口防波堤は港内側に押し流されました。ケーソン前後の水位差8.2m(港外側の最高水位10.8m、港内側の水位2.6m)により、大きな水平力が働き、押し流されました。

 湾口防波堤の設計仕様

 水深63mの海底に、東京ドームの7倍に当たる700万立方メートルの巨大なコンクリートの塊を沈め、その上にコンクリート壁を構築。厚さ20m、全長2km。海面高さ8m。

 

 

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