« 地震用語 解放基盤 はぎとり波 基準地震動 基礎版 | トップページ | 3月の庭 »

2013年3月26日 (火)

浜岡原発 風船プロジェクト

 3/21、浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団は、12/2に浜岡原発付近のマリンパーク御前崎から飛ばした風船1100個の実験結果を報告しました。風船を放射能に見立てての実験で、浜岡原発事故による放射能の外部拡散の影響範囲を視覚的に明らかにしようとしたものです。詳しくは「HP 風船プロジェクト静岡」を見てください。

 風船をリリースした午前9~12時における地上付近の気象状況は、風力3~5m/s、風向は東、天候は曇りでした。風船は県の中部から東部、伊豆、神奈川、遠くは千葉県の君津市まで飛び、現在までに24個の風船が発見されています。地上付近では東よりの風だったにもかかわらず、上空(1~2km)では1~12m/sの南西の風が吹き、風船は北東方向で発見されるという興味深い結果となりました。

 この実験結果をどう見ればよいのでしょう。

 東よりの風であれば、風船の飛ぶ方向は浜松、名古屋方面となるはずです。それに反して、風船は千葉方向に飛んでいきました。放射能の拡散方向は、地上付近の風向きで判断できません。

 仮に、放射能が上空2kmに達し、風速12m/sの南西の風に乗った場合、わずか1日で100kmの遠方の熱海、御殿場まで、2日で200km遠方の東京、千葉まで拡散します。

 「風船飛ばし」について、日本バルーン協会のHPには、「通常、上空8kmまで上昇した風船は、外気が摂氏零下40度の中で硬化し、気圧の低下で既に7.3倍に膨張している。ここでゴム膜が膨張に耐え切れず、粉々に破裂し地上に落下する。風船は、ラテックスを原料とする『ゴム風船』である。」との記述があります。風船は数km上空にまで上昇し、千葉にまで達したと考えます。

 上空の風向や風速は「気象庁HP」ウインドプロファイラでリアルタイムに知ることができます。3/25の静岡市のデータは、地上200mで東の風、風速1m/s、同2kmで西の風、風速11m/s、同5kmで南西の風、風速34m/sとなっています。原発から放出した放射能はどの高度にまで達し、どの高度の風に乗って拡散するのでしょうか。一般的には、風向に対して、反対方向に逃げろとか、直角方向に逃げろと言われていますが、どの高度の風向で判断したら良いのでしょうか。

 また、時として、浜岡原発付近で西よりの風であったとしても、伊豆では東の風となる場合があります。これは、「駿河湾で発生する上昇気流、地形や気圧等により生ずる複雑な現象によるものだ」と言われています。本当にどこに避難してよいか、素人は判断できません。

« 地震用語 解放基盤 はぎとり波 基準地震動 基礎版 | トップページ | 3月の庭 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 地震用語 解放基盤 はぎとり波 基準地震動 基礎版 | トップページ | 3月の庭 »