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2013年5月18日 (土)

敦賀原発廃炉か 原子力規制委員会に圧力 ?

 5/16、「敦賀再稼動は困難」「廃炉公算大」と大きく報道されました。まずは安堵です。

 しかし、一抹の不安を覚えました。調査にあたった原子力規制委員らは、以下のような本音を吐露しています。

・ 日本原電の調査が遅く、進まなかった。

・ 多くのデータは日本原電に依存し、3ヶ月で終わる予定だったが、見通しが立たず不安になった。

・ 重要なデータが日本原電から出てこない。

・ いろいろ圧力があった。だんだんこういう役職を受ける人はいなくなるのではないか

・ ガラス張りの審議でストレスがかかった。バッシングなどで気が滅入ることもあった。

 一方、日本原電は、「結論ありきで、公権力の行使に携わる規制当局として誠に不適切。容認できない」と、徹底抗戦する構えを見せています。

 日本原電自体が意図的に調査を遅らせ、データを小出しにし、同委員会の決定を先延ばしさせ、各方面から圧力が加えられていたことが明らかになりました。その状況が目に浮かびます。圧力は、電力関係、経済界、政治家など原子力村方面からでしょうか。特に、「こういう役職を受ける人はいなくなる」との発言は看過できません。国民の目に見えないところにおける権力者の陰湿な恫喝とも思えるものを感じざるをえません。「原発は安全が第一」と言いながら、一方では圧力をかけています。陰湿かつ卑怯です。同委員会の人達への報復はあるのでしょうか。「無難な結論を出したほうが身のためだ」と感じる専門家も出て来るのでしょうか。不気味です。

 このように十分なデータが明らかにされていない状態で原子力規制委員会はデータの矛盾点や解析方法の不十分さを指摘し、日本原電の論点の矛盾や(安全と主張する)根拠の不十分さを指摘し、冒頭のような結論に達したのです。頭の下がる思いです。まさに、(八百長のない)ガチンコ勝負でした(ものぐさ 敦賀原発破砕帯その後 K断層とG断層)。

 同委員会が各方面からの圧力に屈しないで、公正な評価をするには、どうしたらよいのでしょうか。同委員会のHP上には、各種の会合資料、議事録や会議映像が掲載されています。マスコミ報道されていない生々しい情報や新事実が余すところなく公開されています。国民に対する情報公開は各種圧力に対する大きな抑止力となります。事実が公開されている状況で、安全でもない原発を、さも安全であると称して、ムリヤリ再稼動することなどできないはずです。「心ある報道は真実や安全に対する疑問を国民に投げかけ、国民が小さな声を上げ続けること」が同委員会へのエールとなるはずです。

 福島原発事故の二の舞はゴメンです。故郷をコミュニティを失いたくありません。どうか、「国土と国民の生命財産を守る」と言う高い志をもって、科学技術的判断のみに従って、原発の審査をしてくれることを望みます。科学者・技術者の良心を信じ、成り行きを温かく見守って行きたいと考えます。

 (追記)

 日本原電の(拙速的過ぎるとの)公開質問状に対し、同委員会が、別の専門家や日本原電の意見を聞く場を作ったことが、「同委員会の迷走」と論評しているが、私は、「度量の広い、柔軟な対応であった」と評価します。

 

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