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2013年10月

2013年10月 1日 (火)

東電 シルトフェンス破損でも問題はない

 放射性物質が海へ拡散しないよう設置している「シルトフェンス」の破損を、9/26、作業員が発見しました。

 これに対して、東電は、「モニタリングの数値に異常はなく、破損は影響ない」としています。

 破損した部分の大きさはどの程度なのでしょう。そもそも、水中カーテンとも言われるシルトフェンスで汚染水は浄化できていたのでしょうか。

1. シルトフェンスの構造について調べて見ます。

・ 材質は厚さ0.5~0.8mmのポリエステルなどの合成繊維。

・ 「シルト」は地質学で砂より細かく粘土より粗い粒子を意味する。砂の粒径は2000~62.5μm(2~0.0625mm)、粘土の粒径は3.9μm(0.0039mm)未満の粒子。

・ 汚染水の拡散防止を目的に作られておらず効果は未定(メーカ)。

・ フェンスの規模は、横180m、縦10mで、水深5~7mの海域に設置。但し、吊り下げタイプで海底には固定されていない。

2 次に、汚染水に含まれている放射性物質の原子半径(注1)を調べてみます。下記については全く自信がありません。少なくとも極めて小さいことは確かです。

 ここで、pmは長さの単位で、「1pm=10のマイナス12乗m」です。ちなみに、100pmは1オングストロームです。

・ セシウム

 原子半径265pm(0.000265μm=0.000000265mm) 

・ ストロンチウム 

 原子半径215pm(0.000215μm=0.000000215mm)               

・ 水素(三重水素であるトリチウムと同じか)

 原子半径53pm(0.000053μm=0.000000053mm) 

・ 水(トリチウム水と同じか)の直径

 2個の水素と1個の酸素からなる水の各元素間のファンデルワールス半径(注2)は以下の通りです。

 酸素ー水素間 0.967オングストローム

 酸素のファンデルワールス半径 1.4オングストローム

 水素のファンデルワールス半径 1.2オングストローム

 水分子の直径 3.567オングストローム(0.967+1.2+1.4)=356.7pm=0.0000003567mm

 以上、見てきましたが、100万分の1ミリより小さい放射性物質を2ミリ~1000分の1ミリ程度の穴の開いたシルトフェンスで遮断できるはずはありません。直径1cmのビー玉が直径10kmの穴を通過するようなものです。最初から破損しているのと同じです。破損前後で「モニタリングの数値に異常はなく、破損は影響ない」は当然のことです。

 目に見えなく、色も臭いもない放射能であるがゆえに、こんな馬鹿げたパフォーマンスで、世論の批判を回避できると考えているのでしょうか。全てこんな調子だから東電も政府も信じられないのです。

関連記事 (ものぐさ トリチウム 飲んでみろよ

(注1) 原子は、最外殻の電子軌道を半径とする球で表すことができます。しかしながら同じ原子でも、酸素と結合したり、結合の仕方の違いによって、その半径が異なってきます。原子半径とは、独立し、荷電していない状態の原子、すなわち電子の結合状態に影響されないときの原子の大きさを表します。一般的に元素の周期表を下にゆくほど、外側の電子殻に電子が存在するので、大きくなります。また、周期表を左から右にゆくに従って、小さくなります。電子の数が増しても、原子核からの距離はあまり変りませんが、原子核の正電荷が増すと電子を引き寄せるため、半径が小さくなります。

(注2) 隣接する分子や原子の間の、非結合の原子間距離を表します。

2013年10月 6日 (日)

東電社長 福島原発事故費用は国民負担で 

 9/28、東電は、除染・廃炉・汚染水対策・賠償費用の一部を国民の税金で賄うことを国にお願いしたようです。

 「東電1社が負いきれるものではない」、「100年かけても返済せよということであれば、従業員はいなくなる」と言うのが、東電の言い分です。

 現時点で想定される費用総額は、廃炉・汚染水対策費用に2兆円超、賠償費用に3.8兆円超、除染費用に数兆~10兆円と試算されています。40年以上も続く廃炉費用・誠意ある賠償費用・1ミリシーベルトまでの除染を行なえば、この程度の費用で収まるとはとても思えません(ものぐさ 福島原発損害額 366兆円)。10/2の報道は、「今後10年間での廃炉費用は最大20兆円」と伝えています。廃炉期間40年なら、80兆円にもなります。

 一旦事故が起きれば民間企業の手に負えるような費用ではありません。国としても、税金を使うわけだから、国民の理解が必要です。当然、「脱原発をするか否か」、「事故責任の所在」、「核のゴミや核燃料サイクル」等について方針を明確に示すべきです。一般国民の声に耳を傾けず、安全でもない原発の再稼働に向け世論操作に必死な姿しか見えてきません。

 都合が悪くなったら、国民の税金を使うなど、あまりにも虫の良すぎる話ではありませんか。

 「福島原発事故の責任を問う」として刑事告訴した案件(ものぐさ 福島原発 刑事告訴を応援しよう)について、9/9、検察は何ら強制捜査をすることもなく、全員を不起訴処分としました。未曾有の原発事故に関して、東電をはじめとする関係者は誰ひとり責任を問われないのです。

 東電の無責任体質は今に始まったことではありません。誰ひとり責任を負わなければ、再びこのような事故が起きるでしょう。以下、不祥事や隠蔽の一部を記載します。

・ 1978年、福島第一原発3号機で、定期点検中に制御棒5本が抜け落ち、7時間半にわたって制御不能の臨界状態が続いた。ところが、東電は当時の記録を残しておらず、2007年3月まで隠し続ける。

・ 2002年、福島第一・第二原発、柏崎刈羽原発で80年代後半から90年代前半にかけ計29件のひび割れなどの事実を隠しそのまま放置していた(2000年、GE社の技術者の告発により判明)。南社長らが引責辞任するも、経産省は刑事告発も視野に入れたが厳重注意に留まった。

・ 2007年に起きた新潟県中越沖地震では、柏崎刈羽原発の変圧器が火災を起こし、炉心溶融寸前であったにも関わらず、福島原発には何の安全対策も行なわなかった。

・ 福島原発の建屋内部を調査しようとした国会事故調メンバーに対して、「4階は真っ暗で放射線も高く危険であるとの虚偽説明(ものぐさ 福島原発1号機4階 内部映像を一般公開せよ)」、「安倍首相に追従した東電の汚染水完全ブロック発言」、「真の安全対策とは何かを考えない東電の体質(ものぐさ 東電原発事故中間報告)」等、組織を守るための様々な不誠実な言動。

 原子力村の体質は一向に変わらず、福島原発事故の真の原因を直視せず、住民の不安を理解せず、網の目のように張りめぐされた(活)断層の上に建っているのが日本の原発であるとの認識もなく、事故の責任も負いきれない原発の再稼動を、国や電力会社は推し進めています。しかも誰一人として罪に問われることもありません。

 東電は100年かけても、返済をしていかなくてはいけません。と同時に、原発推進に融資した銀行、原発推進を黙認した株主にも責任があります。融資金に対する貸し倒れ損失の計上も必要です。株主も何らかの責任を負う必要があります。更に、東電を退職したOBもその責任を負わなくてはなりません。東電OBの企業年金の減額や送電事業の売却も当然です。原発を推し進めてきた電気事業連合会に加入している他の電力会社も同罪です。何らかの費用負担が必要です。電力会社に「明日は我が身」であることを認識させることが、再稼動の抑止力となります。東電は見せしめです。

 このような現実を突きつけられても、再稼動の声が小さくならないのは何故でしょう。安倍首相は「国が責任をもって再稼動を進める」と発言していますが、その本質は、「事故があったら国民の税金で費用負担をするから原発を稼動せよ」言っているのです。最後は国民が尻拭い。

2013年10月 9日 (水)

汚染水漏れ これでも「完全ブロック」か

 安倍首相は、「汚染水は完全にブロックされれている」と発言しました。

 ところが、貯蔵タンク(容量450t)から汚染水0.43tが漏れた問題で、10/3、東電はタンクの設置場所に傾斜があることを把握しながらタンクを設置したことを明らかにしました。タンクは「B南」エリアにあり、直径9m、高さ8mのタンク5個を配管で連結したもので、山側から海側に向かって、その距離は55m、最上位のタンクと最下位のタンクの高低差は30cm程度あります。このような構造では、最上位のタンクにある水位計はいつまでたっても満杯にはならず、最下位のタンクから汚染水が「だだ漏れ」と言う全くお粗末な話です。

 これを受けて、同日官房長官は「全体としてコントロールされている」と改めて述べています。黒を白という詭弁にはウンザリします。現実を直視しないで、危機感を持った適切な対処が可能でしょうか。

 これでも、完全にブロックされているといえるのでしょうか。「港湾内で完全にブロックされている」と言った安倍首相のオリンピック総会前後における汚染水漏れ事故をリストアップしてみます。

・ 地上タンク(海から西へ約500m離れたH4エリア)から汚染水300tが漏れていたと東電が発表。排水溝脇の空間線量は96ミリシーベルト/h。・・・8/19   

・ 保管の汚染水総量は43万t。・・・8/20   

・ 東電協力会社は、「タンクは工期が短く、金もなるべくかけずに作った。そもそも長期間耐えられる構造ではない」と証言。猛暑によりパッキンの劣化が早まる可能性を指摘。・・・8/24  

・ 汚染水は1日400t増え、地上タンクに保管された汚染水は33万8000t。・・・8/27   

・ 汚染水問題で、原子力規制委員会は国際評価尺度(INES)での評価をレベル3(重大な異常事象)と決定。・・・8/28 

・ 汚染水タンク(H3エリア)で1800ミリシーベルト/h、H4エリアで70ミリシーベルト/h、H5エリアで230ミリシーベルト/hを検出。タンクの海側にある地下水のバイパス用井戸から900ベクレル/kgのトリチウムを検出。・・・8/31   

・ 地上タンク「H3」エリアで2200ミリシーベルト/hを検出。・・・9/3 

・ 漏れた300tの汚染水が土壌に浸透し、地下水に到達と東電が発表。・・・9/5

・ 300tの汚染水漏れしたタンクの南側から15m以上離れた観測用井戸でストロンチウムなど650ベクレル/kgを検出。地表から6~7m下に地下水が流れている。・・・9/5   

・ 安倍首相がオリンピック総会で「港湾内で完全にブロックされている」と発言。・・・9/8

・ 300tの汚染水漏れしたタンクの北側20m離れた観測用井戸から3200ベクレル/kgを検出。・・・9/9    

・ 汚染水問題で、東電は「一日も早く安定させたい」と述べ、首相発言を事実上否定した。経産省幹部は、「技術的に完全ブロックとは言えないのは確かだ」と述べている。・・・9/9     

・ 世論調査では、国民の66%が「汚染水は完全ブロックされているとは思わない」と回答。・・・9/15   

・ 高濃度汚染水が漏れたタンクの北側20mの観測用井戸で17万ベクレル/kgのトリチウムを検出。8日のトリチウムは4200ベクレル、11日は9万7000ベクレル、13日は15万ベクレル。濃度の上昇傾向が続き、東電はタンクから漏れた汚染水が拡散していると見ている。汚染水漏れがあったタンクは「H4」タンク群内にある。・・・9/15  

・ 放射性物質が海へ拡散しないよう設置している「シルトフェンス」の破損を作業員が発見した。・・9/26

・ 新品のシルトフェンスに交換。台風20号による高波が原因。・・・9/27

・ 閉会中審査の衆議院経済産業委員会で、東電社長は、「手が回っていないところがある。モグラたたきの状況が続いている」述べた。・・・9/27

・ 政府の「汚染水対策委員会」は、汚染水漏れの潜在リスクをまとめた。①原子炉建屋からの漏れ、②汚染水の移送配管からの漏れ、③放射性セシウム除去装置からの漏れ、④セシウム除去後に生じる放射性廃棄物の存在、⑤地震や竜巻などによる汚染水保管設備の破損。・・・9/27  

・ 堰にたまった汚染水を移送し、移送先のタンクから汚染水が漏れた。汚染水量は5t。・・・10/1   

・ H8エリアの貯蔵タンク周囲の堰(高さ30cm)から汚染水23tが溢れた。ストロンチウム濃度は15ベクレル/kg。・・・10/2   

・ 「B南エリア」のタンクから0.43tの汚染水漏れ。タンク内の汚染水濃度は58万ベクレル/kg。海につながる近くの排水溝内の水から1万5000ベクレル/kgが検出。・・・10/3    

・ 東電は、1号機タービン建屋に流入する地下水をはじめて映像で確認した。・・・10/4  

・ 汚染水が港湾外の海底から噴出している可能性あり。・・・自民党「福島原発事故究明に関する小委員会」・・・10/5

・ 高濃度汚染水が漏れたタンクの北側20mの観測用井戸で23万ベクレル/kgのトリチウムを検出。9/8以降最高値。・・・10/6

・ 港湾外(港湾口東側・・・原発の沖合い約1km))の海水で、放射性セシウムを1.4ベクレル/kg検出。・・・10/8

・ 高濃度汚染水約300トンが漏れた地上タンク付近にある地下水観測用井戸(地下約7メートル)から、放射性ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり40万ベクレル検出。・・・10/18

・ 高濃度汚染水約300トンが漏れた地上タンク付近にある地下水観測用井戸(地下約7メートル)から、トリチウムが1リットル当たり79万ベクレル検出。・・・10/18

 上記の事実をどう感じますか。「完全にブロック」されていますか。某有識者は「今も一定量の放射性物質が外海に流出し続けていることは科学的に疑いがない事実で、研究者の間でも認識は一致していると言う。最も警戒しなければいけないのは、高濃度の汚染水をため込んだタンクです。地下水が漏れ出すことによる汚染は一日数十億ベクレルですが、タンク一つ分の汚染水が漏れれば、一気に数十兆ベクレルが放出される。」、と言われています。

 汚染水貯蔵タンクの海側に原発があり、同タンクとの中間にバイパス用井戸を堀り、地下水を海に流すと言う。現在、タンクからは汚染水が漏れ、9/27の記事に見るように、汚染水漏れの潜在リスクもあります。タンクと原発の中間にある井戸から地下水をバイパスして海に流すなど、漁業者は反対するはずです。

2013年10月15日 (火)

福島原発 風評被害の賠償打ち切り ?

 東電は、福島原発事故に伴う賠償を打ち切ろうとしています。「事故後2年が過ぎ、新規事業もできるはずで、今春以降の損害は因果関係なし」と言うのが東電の理由です。

 これに対して、製麺業者は「前触れも事前の説明もなく、封筒を送りつけられた」、観光地のみやげ物店などは「事故後売り上げは半減し、賠償がなければ苦しい」、食品加工業者は「原材料費などを賠償金で支払う予定だったので、資金繰りが行き詰る」と訴えています。

 東電は自分の犯した罪を恥じ、誠意をもって賠償に応じるべきです。罪の意識など、元からなかったのですか。とうの昔に忘れ去ったのですか。このような言動を「厚顔無恥・鉄面皮(注1)」とでも言うのでしょうか。罪の重さを再度感じてください。

1 放射能を撒き散らした張本人はだれだ。

 東電や国の「偽りの安全神話」で、このような事故が起きたのではないですか。この事故の前に、スリーマイル島やチェルノブイリ原発で大きな事故がありました。日本でも、「もんじゅ」をはじめ多くの原発で事故が発生しています。想定外の原発事故であるとは言わせません。東電や国が放射能を撒き散らした犯人(ものぐさ 福島原発 刑事告訴を応援しよう)です。住民が被害をこうむっているにも関わらず、犯罪人が期限を決めて、「賠償打ち切り」など言語道断です。

2 新規事業や代替事業への転換など、2年そこそこで出来るはずもない。

 地元に密着し、先祖代々営んでき事業を、事故後、2年そこそこで業種転換できものでしょか。廃業せよと言っているのと同じです。大企業ですら、業種転換には長い年月を要し、優秀な人材を投入しなければなりません。被害者には何ら責任はありません。

3 風評被害の原因は除去されていない。

 今でも、野生きのこ、魚などからセシウムが検出されています。除染が完了したとする都路地区でさえ空間線量は高く、除染は不十分です(ものぐさ 福島・田村市都路地区 5ミリシーベルト超でも帰還 ?)。

 環境省は10/10、福島原発周辺の11市町村で本年度中に終える予定だった国直轄除染の工程表を見直しました、作業が遅れている7市町村で来年度以降も除染を続けるが、終了時期は未定。避難生活を強いられる住民は事故から2年半の今も帰還の目途が立たず、将来の見通しは得られないままです。保管されている40万tを超える汚染水浄化の目途も立たず、汚染水は海洋に漏れ続けています(ものぐさ 汚染水漏れ これでも「完全ブロック」か)。

 森林の除染は手付かずのままで方向性すら提示されていません。再び草が伸び、風により落ち葉が飛散し、雨は森林の放射能を洗い流し、山から流れ出る水は農地に、宅地に、道路に放射能を拡散させ、再び放射線量は上昇するでしょう。除染前の放射線量に戻るのではないかと感じています(ものぐさ 国は除染を放棄したのか)。

4 売り上げ減少は原発事故と因果関係なし。

 何を根拠にこのような発言をするのでしょうか。証拠はあるのでしょうか。東電の社員は、被害者宅を訪問し現実を把握しているのでしょうか。被害者の言い分を聞いてください。

5 除染が終わっても帰らない。

 除染の効果に懐疑的で、除染が終わっても帰還を希望しない人は少なくありません。今尚、約15万人もの人々が避難生活を余儀なくされています。除染は中途半端で、放射能の影響が怖いのでしょう。この事実も、風評被害の要因のひとつです。

 今回の打ち切りに関する通知は、弱い立場の個人事業者のみを対象としているようです。団結して裁判を起こし、徹底的に戦ってみませんか。

(注1) あつかましく、恥を恥と思わないこと。

2013年10月27日 (日)

10月の庭

00048 10月の庭の全景写真です。少し色づきました。今年最後の草取りが待っています。シラカシ、マンリョウ、ナンキンハゼ、ウルシの幼木がいたるところに顔をだします。これを抜き取る作業もあります。ドクダミ、ササ竹の退治も待っています。1/3程度に薄めた除草剤(ラウンドアップ)を筆につけ葉の部分に塗りつけると、半月ほどで見事に枯らすことができます。    

00050 左側に柿が見えます。                  

                          

                           

                             

                            

                              

                                                    

                                                                              

00036 いらっしゃい。

キンメツゲは伸び放題で、一刻も早く剪定したいのですが時間がありません。前に進んでください。                                                    

00004 上を見ると、柿が実っています。逆光ですが、思わぬ効果です。                 

                    

                                                    

                                                

                                              

                                                      

                                                    

                                                   

00082 ベンチまで進んでください。足元に見える花はポーチュラカです。                                                              

00055前に進み、左に曲がってください。                          

                                  

                            

                                   

                            

                            

                         

                             

00022 正面に階段が見えます。右にある黄色の花はツワブキです。

                                                    

00049 近づいてみましょう。葉柄はフキのようにキャラブキや糠漬けにして食べられるようです。

周辺も見てください。           

              

              

                            

                                                    

                                                   

              

00040 花弁がなく色づくのはガクです。色が白いのでギンミズヒキだと思います。                                                                                     

00037 カタバミです。クローバーに似た葉の間からピンクの花びらが可愛く咲いています。青色はツユクサです。引き抜いても、夜の露を取り込み、枯れることはありません。                  

                                                

                                                  

                                                   

                                                      

                                                   

                

00064 左手を見てください。                                                                                                                                                                                                                      

00047 右奥は、紅葉したドウダンツツジです。刈り込みしないと、花を沢山咲かせます。

                                                 

                                                     

                                                  

                                                   

                                                

                                                 

                                                       

00013 手前は、シャリンバイの実です。                                                                     

 00024階段を上がり、左に曲がってください。

00078

右に曲がり、更に上ってください。                  

                                  

                                

                                 

                           

                                      

                                                

                                                  

                                                

00086 更に上ります。                                    

 

00008サネカズラです。ツル性で 、木に絡みつきながら伸びていきます。時々、強く刈り込まないと見苦しくなります。来月には、実全体が真っ赤になります。                   

 

                              

                                

                                            

                                         

                                           

00006 上りきると、下にダイオウショーがあります。高木で、日陰になるので、幹の途中をバッサリ切ります。植える場所を間違えました。針状の葉は30cmもあり、雑草よけになります。                                                                        

00089                                                                                                          展望台に向かいます。                                              

00093 展望台を左に曲がり、日陰の庭に向かいます。              

                    

                    

                   

                                  

                                

                               

                                       

00009                                                                                                                                                 ハギです。秋の七草のひとつです。落葉期に根元で刈り込みをすると、翌年新しい枝が伸びてきます。                                                                                  

00066ススキです。下に田んぼが見えます。手に負えない雑草ですが、写真で見ると風情があります。                  

                             

                              

                               

                                                                 

00094 更に進みます。

                                         

00071 左手はクフェアです。                

                            

                            

                              

                                 

                                  

                                                      

                                                   

                                                                                                                          

00015 更に進みます。

00110 ホトトギスです。花にある紫色の斑模様が時鳥(ホトトギス)の胸の毛の模様に似ていることから名づけらました。

                                                 

                                                    

                                                   

                                                     

                                                  

                                                 

                                                        

00079 ユキノシタです。日陰の植物で、ジメジメしたところを好みます。                                    

                                 

                                   

                               

                                    

                                         

                                                   

                                                       

                                                     

                                                   

                                                    

別のところにご案内します。                                                                                                                                                                                                                                                                                              

00012キンモクセイです。甘い香りが風に乗ってきます。秋を実感させてくれる香りです。

00026 市田柿です。暖冬地なので、吊るし柿は望み薄です。焼酎で渋抜きをしてみました。7日程度で甘くなるようで、楽しみです。                    

                            

                             

                                   

                                                

00018 今日の締めくくりは、きれいな夕日でした。明日は雨かな。

2013年10月30日 (水)

日本の原発技術は世界一安全 ?

 政府・自民党は10/23、年内にまとめるエネルギー基本計画に、中長期的原子力政策として、①既存の国内原発の敷地内に新炉を作る「増設」、②旧炉を建て替える「更新」を明記する検討をはじめました。

 そして首相は、原発再稼動は「世界で最も厳しい安全基準で判断する」と述べています。 

 また、首相は5月の外遊で「日本の原発技術は世界一安全」とアピールして、トルコなどとの原子力協定に署名をしました。これで、原発輸出に弾みがつくと言われています。

 と同時に、日本の原発技術は世界一安全だから、原発の再稼動も新たな建設も問題ないでしょう、と言いたいのでしょう。「原発輸出」発言は日本の国民に向けられているのです。

 本当に日本の原発技術は世界一なのでしょうか。日本で建設済みの第二世代と言われる沸騰水型原子炉(BWR)と加圧水型原子炉(PWR)の合計は46基、第三世代と言われる改良沸騰水型原子炉(ABWR)は4基(柏崎・刈羽2基、浜岡1基、志賀1基)しかありません。第二世代の原発の安全性は世界一なのでしょうか。そうではありません。少なくとも、第三世代の原発より劣るはずです。少なくとも、第三世代の原発にバックフィットさせる必要があります。さて、第三世代の原発の仕様と問題点を記します。

  第二世代に相当するBWRに対して、第三世代と言われるABWRの改良設計された主要設備を、以下に示します。赤字は改良点に対する反論です(ものぐさ 浜岡原発訴訟 傍聴記(構造の欠陥と海水流入 取水塔 アスペリティー) その3)。

・ インターナルポンプ

 従来の冷却材外部再循環方式に代えて、圧力容器底部に直接再循環ポンプを取り付けてある。大口径の再循環配管が不要で、その他の配管に断裂があったとしても、炉心は常に冠水維持できる。

 再循環ポンプにインターナルポンプを採用しているが、原子炉内部に位置し、点検や交換が極めて困難である。インペラー(羽根車)・シャフト及びディフューザー部分については原子炉圧力容器内側底部に位置しているため、その交換はもちろんのこと、点検作業自体が極めて困難であるという問題がある。

 平成23年5月14日浜岡原発5号機に発生した海水流入事故の影響調査が行われ、再循環ポンプのモーターケーシング部分については点検がなされているものの、圧力容器内にあるインペラー(羽根車)・シャフト及びディフューザー部分については点検できていない状況にある(平成24年9月14日)。

 柏崎刈羽原発7号機はABWRである。平成19年7月16日発生の新潟県中越沖地震(M6.8)による影響調査を実施しているが、モーターケーシングの点検は、10台中2台のみに留まっている(ファイバースコープによる目視点検)。

 原子炉稼働中にインペラー固定部分が応力腐食割れ等で破損した場合、再循環ポンプにより加えられる水圧・流速によりインペラーは高速で上方向に射出されることになるが、かかる事態が発生した場合、インペラーの衝突により原子炉圧力容器内において配管破損や燃料棒の破損など壊滅的な被害の発生する危険性が高い。

・ 改良型制御駆動機構

 通常の起動・停止等の制御棒駆動を電動で行い、緊急挿入(スクラム)は従来型と同様、水圧により行う方式。緊急時の挿入(スクラム)においては、電動駆動は水圧駆動をバックアップし、安全性が向上している。格納容器がコンパクトになり、かつ原子炉建屋を縮小できる。

 制御棒駆動機構において、従来の水圧駆動に加え微小駆動可能な電動駆動方式を備えた改良型制御棒駆動機構を採用しているが、構造が複雑となり、故障の可能性が増大する。

 炉心溶融した場合、格納容器がコンパクトになった分、格納容器の圧力が上昇しやすくなり、ベント開始が早まる可能性はないか。

・ 鉄筋コンクリート製格納容器

 原子炉建屋と一体化した円筒形の鉄筋コンクリート製格納容器を採用。格納容器は内側から漏洩防止機能を持つ鋼鉄製ライナと、耐圧機能を持つ鉄筋コンクリートで構成される。原子炉建屋の重心が低くなり、耐震性が向上する。

 機密性を保持するための鋼鉄製ライナーは厚さ10mmに満たなく、地震・高熱の影響や腐食によって損壊する可能性がある。

 炉心溶融した場合には、ABWRの圧力抑制室が建屋一体型となっており格納容器直下の比較的近い位置に存在していることから、溶融した燃料棒の流出の仕方やデブリの飛散の仕方によっては隔壁を損壊し、もっとも恐れるべき水蒸気爆発を引き起こす危険性が(従来型のBWRに比して)高い。水蒸気爆発は、瞬間的に水の体積が1244倍にも膨張する。

 上記に見るように、日本における第二世代の原発は全原発の92%を占め、最新と言われる第三世代の原発は4台しかありません。すなわち、日本の原発の92%は「世界一安全」ではないのです。

 また、上記に見るように、第三世代の原発であったとしても問題点が指摘されています。

  それでは、世界各地で建設されている第三世代の原発を見てみましょう。

・ 航空機の衝突に備え、格納容器の外側に頑丈なシールド建屋を持つ。

・ 安全系統は四重化。

・ 非常時に原子炉に注水する冷却水は、屋外タンクではなく、格納容器内に設置。

・ 建屋内で出火した場合には、耐火壁で隔離された内部の機器が全焼することを想定。

・ 世界で運転中の原発の半数以上は1万~10万年に一回の大規模地震を想定。日本では具体的に規定されていない。

・ 欧州では新設プラントに対して、炉心溶融対策の設備の1つであるコアキュアッチャーの設置が要求されている(ものぐさ 「バックチェック」と「バックフィット」で原発は安全か)。日本では開発途上である。

  浜岡原発5号機は第三世代のABWRであるが、2009年8月11日に起きた駿河湾地震(M6.5 最大震度6弱)程度で被害をこうむっています。

・ 震度6弱、M6.5程度の地震で、5号機は1階で設計時の基準地震動(484ガル)を上回る488ガルを観測した。

・ 5号機タービン建屋では、東側の外壁に沿った15メートル四方にわたって、深さ10センチ程度の地盤沈下があった。同建屋の3階にある放射線管理区域内では、南側壁面に軽微なひび割れがみられた。同じフロアでは、作業用の床面のデッキプレートを固定するボルト24本が折れて、回収されていた。

・ 46件の被害を確認している。

・ 5号機の制御棒駆動機構の不具合原因は電源にあった。停電になると制御棒が上がるしくみだがうまく働いた。

 運転・管理等のソフト面における日本の状況。

・ 駿河湾地震で5号機の揺れが他の原発よりも大きかったことについて、5号機の下方からやや東方の地下浅部に確認された低速度層が主要因と推定。事故が起きて初めて原因が判明したこと自体があまりにもお粗末。

・ 福島原発事故直後から水素爆発が起きるまで、東電・政府はパニック状態。この程度で収まったのは奇跡的。過酷事故に対するマニュアルもなく、訓練もほとんど実施されていない。

・ 安全神話がまかり通っていた。事故後、これが噓と判明した。

・ 事故の過小評価、検査データの捏造が行なわれていた。

・ 原子力関連施設の検査体制の違いは以下の通り。

<原子力安全基盤機構(日本)における検査シナリオ> 

 ①原子力安全基盤機構(検査官)が事業者に検査内容の原案を作成させる。②事業者が先に検査を実施。③検査官はその検査が正しいかどうか、ほぼ同じ手法や手順でチェック。④検査期間は事前に通知され、開始日には大挙して検査官をお迎えする。

<米原子力規制委員会(NRC)における検査シナリオ>

 ①検査官は検査時期や対象を自ら選び原則無通告で抜き打ち検査。②施設内のLANに検査官のパソコンをつなぎ、社員が下請け会社と交わしたメールまで入手。③検査機器を持ち込み機器の劣化具合を検査官自身が調べる。④検査報告書をまとめる前には、指摘した部分について、事業者と激論を戦わせ、そのやりとりは文書で公開され、一般国民わかるように平易な言葉で作成される。

・ 水素爆発時、緊急時迅速放射能予測ネットワークシステム(SPEEDI)が機能せず、飯館村など風下の住民は大きな被曝を受けた。

・ 核のゴミの処理が不明確なまま、原発を推進しようとする電力会社、政治家、官僚、原子力村の硬直した頭。

・ 汚染水問題への初動対応に失敗し、2年以上たった今になっても、汚染水問題は更に深刻化し、住民を不安に陥れている。

 (余禄)

 古い原発は最も新しい原発にバックフィットさせると、原子力規制委員会は言っています。新規制基準に適合すれば良いと考えているように感じますが、第三世代の原発にバックフィットすることも再稼動の要件の1つではないですか。

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