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2013年12月

2013年12月 2日 (月)

IAEA 年1~20ミリシーベルト  許容

 10/21、IAEA(国際原子力機関)は、「除染をしている状況では、年1~20ミリシーベルトの如何なる個人被曝も許容される」との発言をしています。

 これをきっかけに、各方面からIAEAに追従するような発言が上がってきました。

 原子力規制委員長は「20ミリシーベルトまで許容したほうがいいと言うのが世界の一般的な考えだ」、伊達市長は「1ミリシーベルトを掲げている限り住民の帰還はありえない。5ミリシーベルトぐらいが現実的だ」、自民党環境部会は「IAEAと連携して目標を設定し直すべきだ」と述べています。

 一方、チェルノブイリを12年3月に視察した内閣府の報告書は、「チェルノブイリ法」の意義を否定していることが12/1の報道で明らかになりました。

 チェルノブイリ原発事故により放射線被害を受けた市民の保護に関する「チェルノブイリ法」は

① 年間追加被曝線量5ミリシーベルト超は「移住義務地域」。

② 同1ミリシーベルト超~5ミリシーベルト以下を「移住権利地域」。

と定め、被災者の健康管理や年金増額などの支援策を国は実施しています。

 「旧ソ連政府は事故から36時間後にチェルノブイリ周辺の区域から住民の避難を開始した。およそ1週間後の1986年5月までに、当該プラントから30km以内に居住する全ての人間(約11万6000人)が移転させられた。その他、チェルノブイリから半径350km以内でも、放射性物質により高濃度に汚染されたホットスポットと呼ばれる地域においては、農業の無期限での停止措置および住民の移転を推進する措置が取られ、結果として更に数10万人がホットスポット外に移転した。」と言われています(ものぐさ 緊急時避難準備区域解除へ ?)。

 驚くことに、民主主義国家である日本の政府関係者は、共産圏であった旧ソ連より国民に対し冷酷のようです。

 20ミリシーベルト未満云々の発言が出てきた背景には、除染に要する膨大な費用に比べて効果の限界がはっきりしてきたと言う現実があると言われています。実際、都路地区の除染前後の放射線量は毎時0.63マイクロシーベルトから0.34マイクロシーベルト、と半分にしか下がりません。

 住民を帰還させるための政府のシナリオは以下のようになるのでしょうか。

 ①政府は、とりあえず除染と言うパフォーマンスを演じ、国民の意識が薄まり、住民が諦めるまでの時間稼ぎをした。②2年半が経過し、(始めから判っていたことだが)除染効果がないことがデータ的にも明らかになってしまった。③そろそろ潮時だ。④幸い20ミリシーベルト未満では、健康への影響は直ちに出ない。⑤幸いIAEAも、「年20ミリシーベルトの如何なる個人被曝も許容される」と発言した。⑥現実問題として(住民の安全を犠牲にして、原発事故をなかったことにするためにも)住民の帰還を早めなければならない。⑦住民の帰還が始まれば、国民は原発事故を忘れ去る。

 まず、ICRPは被曝許容値をどう規定しているのでしょうか。

① 平常時の被曝量 1ミリシーベルト/年。

② 緊急時の被曝量 20ミリシーベルト~100ミリシーベルト/年。緊急時とは放射線を制御できていない状態。

③ 復旧時の被曝量  1ミリシーベルト~20ミリシーベルト/年。復旧時とは放射線のコントロールは取り戻したものの、その場に放射性物質が残ってしまった状況を想定。事故が収束したあとの復旧時になり、住民がその土地に住み続ける場合に該当。

 ICRPは、癌、白血病、遺伝的障害の発生率が被曝線量に比例して増加することを認めています。障害発生の確率がゼロとなるしきい値は存在しない。したがって確率的影響は、被曝線量を合理的に達成できる限り低く制限できるとしています。

 20ミリシーベルト未満でも癌の発症する可能性はあるのです。帰還した住民は「我慢せよ」ということでしょうか。癌発症のリスクに怯えて生活しなければならないとすれば、この恐怖に対しての見返りが必要になります。住民は何ら悪いことをして被害をこうむったわけではありません。復旧時の見返りとしては、1ミリシーベルト以下に放射線量が低減するまでの精神的賠償金、健康診断を無料で受ける権利、癌が発症した場合の治療費(もっとも放射線で癌となったとの証明はできません。泣き寝入りでしょうか)等が上げられます。11/12時点での甲状腺がん患者は26人です(ものぐさ 福島原発 甲状腺障害)。この人達の治療費はどうなっているのでしょうか。復旧時は数10年にも及び、平常時と異なるのです。復旧期の住民に対する支援策が必要です。旧ソ連は「チェルノブイリ法」に基づき実施しています。

 一方、癌発症のリスクを恐れ、1ミリシーベルト以下の地域に移住したいと思う人もいます。リスクに見合った移住手当金を要求する権利があると思います。東電の放出した放射性物質を避けるために、故郷を捨てるのですから。 

 「被災者生活支援法」が、平成24年6月27日に成立しているにも関わらず、何ら具体的な支援が定まっていないことは、政府の怠慢です。このように具体的生活支援の方策を示さないまま、20シーベルト、5ミリシーベルトなどの数値が出てくることに違和感を覚えます。冒頭の関係者の発言は、住民の健康よりお金が第一だと言っているようです。

 次に、IAEAとはどのような目的で設立した機関なのでしょうか。

 その目的には「IAEAは原子力の平和的利用を促進するとともに、原子力が平和的利用から軍事的利用に転用されることを防止することを目的とする」と定めています。明らかに、原発推進の立場で設立された機関です。原発で利益を得る人達の集団である日本の「原子力村」を連想してしまいます。

 このような人達の発言には一定のバイアスがかかっていると見なければなりません。IAEAは、原子力推進の立場からこのような問題を長引かせたくないのでしょう。日本の原発推進側には、IAEAの「お墨付き」を利用しようとする魂胆が透けて見えます。明治維新以来、舶来物に弱い日本人は外国の言っていることだから本当だろうと思ってしまう傾向にあります。注意してください。しかもIAEAは原発に関して、あまり権限を持っていないようです。(ものぐさ IAEAストレステスト「妥当」の意味するものは)。権限のない機関が発する発言の尻馬に乗ろうとしているのが推進側の姿です。

 原発事故が起きる前の許容値である年1ミリシーベルトを越える場合、住民の健康に政府は責任を持ち、追跡調査、賠償など誠意をもって対応に当たるべきです。間違っても年20ミリシーベルトは健康に何ら問題はなく安全だなどと言って欲しくありません。

2013年12月 3日 (火)

核の最終処分場がなければ、原発は運転停止

 11/28の報道によれば、「総合資源エネルギー調査会基本政策分科会」の議論では、原発必要論が大勢を占めていたようです。原発推進者が多数を占めている同分科会の結論では当然の結果です。脱原発の外堀を埋めるためのセレモニーでしょうか。

 同分科会の一委員は、「非常に偏った関係者の集まりだと思う」と批判し、国民の声を聴くための公聴会の開催を要望しました。これに対し、同分科会会長は「偏ったと言う発言は我慢ならない」と不快感を表明したようです。まさにその通りだったので、癇癪を起こしたのでしょう。

 11/11の日本記者クラブの記者会見において、小泉元首相は、「安倍首相が決断すれば原発即ゼロは可能だ」と述べています。脱原発を目指す理由として、原発から出る放射性廃棄物の最終処分場の受け入れ先がないことを上げています。

 国内の使用済み核燃料は既に1万7000トンにも達し、使用済み燃料プールは満杯に近く、再稼動しても置き場がなくなれば、当然、原発は運転停止に追い込まれます。

 原発敷地内における使用済み核燃料の保管可能な残り年数は、ほとんどの原発で10年(2009年9月末現在)を切っており、単純平均で7.3年しかありません。

 一例として、再稼動申請中の原発の残り年数は「泊原発3.5年、玄海原発4.3年、柏崎刈羽原発4.5年、高浜原発6.8年、大飯原発7.9年、伊方原発8.6年、川内原発8.8年」程度です。

 規制基準に適合するための対策費用は、業界全体で1兆5000億円超とも言われています。規制基準も厳しくなり、対策費用もかさむ状況下で、電力会社は再稼動に躍起です。何故だか良く判りません。

 国の認可法人「原子力発電環境整備機構」は2002年から、全国の自治体を対象に最終処分場の公募を行なってきましたが、高知県東洋町以外公募に応じた自治体はありません。福島原発事故により、原発の安全神話が噓であったこと、放射性廃棄物の半減期が10万年にも及ぶこと等が明らかになった今、最終処分場を受け入れる自治体は皆無でしょう。

 何時までたっても最終処分場が決まらないことに業を煮やした国は、「国による科学的な調査分析を基に最終処分場を決める」と言い出しました。一旦決めたら、あらゆる手段を使ってでも自治体に圧力をかけていくのでしょうか。かつて、原発を過疎地に押し付けたように。辺野古に飛行場を移転しようとしているように。オスプレーを沖縄に配備したように。国民の不安や反対を押し切ってまで特定秘密保護法案を可決してしまったように。

 廃棄物を地中に埋めた際、断層や地下水の影響で放射性物質が漏えいする懸念が少ない複数の地域を選定するとしているが、その調査分析は信用できるのでしょうか。年間の雨量が多い日本において少し掘削すれば水が湧き出し、至るところに活断層があり、地下数10kmで生成されたマグマは何時どこで噴火するか判りません。つい最近では、小笠原諸島・西之島で溶岩が流れ出し、新たに島ができています。

 核の終処分場がなければ、まもなく原発は運転停止に追い込まれます。

 半減期が10万年にも及ぶ放射性物質を閉じ込める技術があるのか。最終処分場直下において、岩盤の亀裂等による地下水の溢水、地震や噴火の発生は10万年も起きないと言い切れるのか。10万年後の人達にその危険性をどのように伝えるのか。人類がこの世に出現してから1万年経過しただけです。気の遠くなるような年月です。

 日本学術会議は「核のゴミは暫定保管」と提言しています(ものぐさ 日本学術会議 核のゴミは「暫定保管」と「総量管理」で)。現時点での地層処分などもってのほかです。暫定保管に賛成です。

2013年12月17日 (火)

エネルギー基本計画素案にパブリックコメントを

 12/13、総合資源エネルギー調査会は、新たな基本計画の素案を承認しました。

 12/6の素案で「原子力は引き続き活用していく重要なベース電源」となっていたものが、今回の素案は「原子力は基盤となる重要なベース電源」と変更され、原発の重要性を一層強調する内容になっています。

 同調査会の一委員が、「非常に偏った関係者の集まりだと思う」と批判し、国民の声を聴くための公聴会の開催を要望(ものぐさ 核の最終処分場がなければ、原発は運転停止)したように、委員構成や会議の進め方に大きな疑問を感じます。会議は非公開であり、議事録も公開されていないようです。

 国民の声を少しでも伝えるためにも、パブリックコメントに応募してみましょう。公募は新聞広告等にも掲載さず、ひっそりと実施されています。公募の存在を知っている国民は極めて少ないでしょう。しかも、正月を挟んだ1ヶ月(12月6日~1月6日)と期間が短すぎます。国民から広く意見を求めたと言うアリバイ作りにしか見えません。パブリックコメントへの応募はネットを通して簡単に出来ます。「新しいエネルギー基本計画 電子政府の総合窓口」で検索し、「意見提出フォームへ」をクリックして見てください。

 同素案の詳細はネット上で見ることができます。まず「新しいエネルギー基本計画 電子政府の総合窓口」で検索し、「エネルギー基本計画に対する意見(案)」をクリックしてください。以下、概略を記します。

 「第3章、第1節 原子力政策の基本方針と政策の方向性」から抜粋。

1 原子力発電は、運転コストが低廉で変動も少なく、運転時には温室効果ガスの排出もないことから、安全性の確保を大前提に、エネルギー需給構造の安定性を支える基盤となる重要なベース電源として引き続き活用。

(ものぐさ) 「運転コストは低廉」であるが、ウランの採掘・製錬、核のゴミの処理、廃炉費用、事故対応・賠償等を考慮すれば決して廉価とは言えない(ものぐさ 「原発は高い 201円/kw・h」 三上元湖西市長 原発コスト 8.9円/kw・hは目くらまし 原発の電気料金は安くない)。「運転時には温室効果ガスの排出もない」については、確かにそうであるが、原発建設や上記に見るようなウランの採掘・製錬等では二酸化炭素を放出している。文言に誤魔化されてはいけない。前述したように、原発推進の姿勢が一層明確になった。

2 原発依存度については、省エネルギー・再生可能エネルギーの導入や火力発電所の効率化などにより可能な限り低減。

(ものぐさ) 「可能な限り」とは数値目標もなく、極めて無責任だ。成り行き任せでも良いことになる。強い意思と数値目標がなければ、実現は難しい。むしろ、実現しないことを望んでいるようにも見える。

3 いかなる事情よりも安全性を最優先し、世界で最も厳しい水準の新規制基準の下で原子力規制委員会によって安全性が確認された原子力発電所について再稼動を進める。

(ものぐさ) 同委員会は、自ら作った規制基準に適合しているか否かを評価するだけで、安全と言っているわけではない(ものぐさ 再稼動への奇妙な論理)。「世界一厳しい基準」かは不明であるが、地震国である日本の原発は世界一危険な場所にある。

4 我が国のエネルギー制約を考慮し、原発は必要とされる規模を十分に見極めて、その規模を確保する。

(ものぐさ) 必要とされる規模はどの程度か、減らそうとしているのか、増やそうとしているのか。将来の原発は、(危険性を考慮して)どうあるべきなのかという視点もなく、何の意味もない言葉だ。

5 使用済核燃料は、将来世代に先送りしないよう、現世代の責任として、その対策を着実に進めることが不可欠。

(ものぐさ) 日本学術会議は、核のゴミ問題に関して暫定保管と総量基準を提言している。核のゴミの(安全な)保管に関して現時点の科学には限界があることと、原発稼動により核のゴミが無制限に増大していくことに対する歯止め必要性から生まれた概念である(ものぐさ 日本学術会議 核のゴミは「暫定保管」と「総量管理」で)。当然、核のゴミ問題で、原発がゼロなる日が来る。核の恐ろしさを知った今、最終処分場の建設は不可能。出来もしない最終処分場を前提に、とりあえず原発稼動など無責任な方針だ。

6 原発稼動により生ずる使用済核燃料の貯蔵能力を強化。発電所の敷地内外を問わず、新たな地点の可能性を幅広く検討しながら、中間貯蔵施設や乾式貯蔵施設等の建設・活用を促進。

(ものぐさ) 「将来世代に先送りしない」と言いつつ、核のゴミを増やしていく。使用済み燃料プールが如何に脆弱であるかは、福島原発事故で立証済み。

7 高レベル放射性廃棄物については地層処分が最も有望。地層処分を前提に取組を進めつつ、可逆性・回収可能性を担保し、今後より良い処分方法が実用化された場合に将来世代が最良の処分方法を選択できるようにする。

(ものぐさ) 地震や火山噴火が多く、地下水が豊富な日本で10万年もの間、安定保管が地層処分で可能か。そうだとすれば思い上がりだ。「小泉純一郎の原発ゼロ」(山田孝男毎日新聞専門編集委員著)を一読することを薦める。

8 核燃料サイクル政策については、これまでの経緯等も十分に考慮し、関係自治体や国際社会の理解を得つつ、引き続き着実に推進する。

(ものぐさ) 核燃料サイクルは破綻している。「もんじゅ」は永遠に稼動できず、再処理工程はトラブル続きで危険極まりない施設(ものぐさ 怖い 六ヶ所村再処理工場)。利害関係者(政治家、電気事業者、メーカー、地元自治体、建設・工事関係者、政府・官僚、学者等の原子力村住民)への配慮が色濃く表れている言葉だ。意味もない事業に延々と金をつぎ込む。

9 プルサーマルの推進、六ヶ所再処理工場の竣工、MOX燃料加工工場の建設、むつ中間貯蔵施設の竣工等を着実に進める。

(ものぐさ) プルサーマル発電で使用するプルトニウムは、ウランに比べて中性子を吸収しやすいことから、MOX炉心は、ウラン炉心に比べて相対的に制御材(ほう酸水、制御棒)に吸収される中性子が少なくなり、制御材の効きが低下する傾向がある。更に、過酷事故が起き、その対策が効を奏しなかった場合、原子炉は爆発し、放射能がばら撒かれる。しかも、MOX燃料の放出する放射能の毒性は、ウラン燃料に比べて、α線で15万倍、中性子線で1万倍、γ線で20倍(ものぐさ 大間原発の危険性)。

10 「もんじゅ」については、反省と教訓の下、新規制基準への対応など稼働までに克服しなければならない課題への対応を着実に進めるとともに、「もんじゅ」研究計画に従い、高速増殖炉の成果のとりまとめ等を実施する。

(ものぐさ) 稼動が前提らしい。「もんじゅ」は、多くの配管類からなり、その構造は原発より一層複雑だ。冷却材に液体ナトリウムを使用しているのも問題であり、ナトリウム火災事故を起こしてその脆弱さが立証されている。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツは高速増殖炉から撤退。何故、日本だけ固執するのか。

 素案の最後に、15人の委員の名前が上がっています。原発推進者は誰か、暇があったらネット検索して見ます。

2013年12月27日 (金)

12月の庭

00021 12月の庭の全景写真です。ほとんどのカエデは散ってしまいました。全体に霜が積もりました。ドウダンツツジの紅葉が色を添えています。

                                                                                           

00014 近づいてみます。リョウノヒゲの上に積もった霜です。

                                  

                               

                                

                                   

                                                        

                                                                      

00013 いらっしゃい。正面のカエデは散ってしまいました。左手前はドウダンツツジです。近寄ってみましょう。

00074 ドウダンツツジの紅葉です。大分散ってしまいました。この程度の色付きです。                    

                                  

                                   

                                  

                                 

                                   

                                                                                       

00006 前に進みます。

00062 右手に折れると飛び石になり、タカオモミジの落ち葉の間を散策します。                             

                                      

                                              

                                             

                                               

                                             

                                          

                                               

                                                               

                                                     

00007 道なりに進むとシダレモミジが葉を落としています。下の濃い緑はリュウノヒゲです。

00029 更に進むと、正面に色鮮やかな七五三モミジが見えます。     

                                            

                                           

                                            

                                          

                                            

                                        

                                                           

                                                            

                         

00025 更に近づきます。                                                                   

00020 正面に階段が見えます。下はリュウノヒゲで雑草よけと土の流出を防ぎます。           

              

           

              

                                                    

                                                       

                                                        

                                                          

                                                                                     

00042 左に折れます。                            

                                                                                                                         

00060 すっかり葉を落としたアオギリです。

                          

                    

                 

              

                 

                   

                                                               

00027 階段を上ります。クロガネモチの実が赤く色付いています。

00044 上りきるとツツジ(ハカタハク)が見えます。寒さのためか黄色に色付きました。                         

                          

                            

                                 

                                  

                                                        

00048 左に折れます。左からシャラ、ツバキ、ヤマモモ、シダレモミジ、キンメツゲです。前に進みます。

00056 左はツバキ(王冠)のつぼみです。           

              

             

                  

             

           

                                                       

           

          

00057 右はサザンカです。                                                                         

00051 もとに戻り、左に曲がり階段を上ります。

                       

                   

                      

                   

                     

                    

                                                     

                                                     

                                   

00005キソケイが咲いています。

00045左はサザンカです。                    

                                    

                                  

                                    

                                  

                            

                                     

                                       

00035 右もサザンカです。花びらはこの程度にしか開きません。ピンクでうつむき加減でかわいいです。写真を撮るのに苦労しました。花と葉のコントラストが大きいせいか、花がピンボケになります。

00038 右斜めの道にに進むとサザンカが見えます。右手はヨシノツツジです。もう春を待っているのか蕾が膨らんでいます。                       

                           

                                                       

                                                      

00016 更に進みます。これもサザンカです。一本の木に白とピンクの花が咲いています。                                                                                                                                        

00034 元に戻り、更に上ります。正面は紅葉したシャラの木です。          

              

           

           

              

                                                     

                                                      

                                                       

                                                      

                                                       

00041 ロウバイの花です。蠟で作ったようなクリーム色の花びらで、周辺に芳しい香りが充満しています。                             

                              00028下には、ナンキンハゼの白い実が見えます。

                          

                             

                                                      

                                                     

                                                        

                                                        

00018 展望台に向かいます。

00030 日陰の庭に進みます。

00068_2 何もありません。更に進みます。                       

                                      

                                  

                                  

                                   

                                  

                                       

                                     

                                                       

00070 更に進みます。                         

00022 黄色のセンリョーです。

2013年12月28日 (土)

良く見ておこう 原発事故の現実(故郷喪失・除染・汚染水・被曝・賠償・廃炉)

 12/13、政府は放射能で汚染された土地を国有化し、中間貯蔵施設の建設を受け入れるよう自治体に要請しました。住民保障が不十分であることを除けば、止むを得ない選択であると思います。

 しかし、土地の買い上げ価格の設定には怒りを感じています。政府は、事故で目減りした土地の価格を基準に土地を買い上げると言っています。目を疑って何度もその記事を読み返しました。目減り分は東電が賠償するのでしょうか。どこが賠償するのでしょうか。ウヤムヤで反古にされてしまうのでしょうか。土地の買い上げは、事故前の土地の価格でなければなりません。

 放射能の恐怖に怯え、故郷を追われ、人生設計が狂ってしまった被災者の気持ちに思いを馳せると、胸が痛くなります。辛いことであるが、今起きている福島の現実を直視し、目に焼きつけ、「原発再稼動NO」の声を発し続けていかなければなりません。

 しかし、福島原発事故を忘れたかのように、政府、原発推進派は再稼動に夢中です。経産省の諮問機関である総合「資源エネルギー調査会は、原子力はエネルギーを支える基盤となる重要な電源であるとして、事故前の原発推進に舵を切ってしまいました(ものぐさ エネルギー基本計画素案にパブリックコメントを)。

 改めて、福島の現実を思い起こして見ます。

1 故郷喪失

・ 福島県全体で見ると、避難者数は全体で約15.4万人に上り、福島県内への避難者数は約9.7万人、福島県外への避難者数は約5.7万人となっています(平成25年3月)。

・ 大熊・双葉両町に占める帰還困難区域(年間追加被曝線量50ミリシーベルト超)は96%にも及び、汚染土を保管する中間貯蔵施設の受け入れも止むを得ない状況になっています。帰還断念と移住と言う厳しい現実が突き付けられています(12/15)。

・ 原発事故に伴う避難生活の長期化による「震災関連死」は1605人(11/30)に上りました。震災後の混乱で適切な治療を受けられず病状が悪化したり、避難生活の中で発病したり、心のバランスを崩し、自殺した人達です。

2 除染は不可能

・ 宮城県丸森町の調査で2012年6月に採取した落ち葉層の平均セシウム濃度が1キログラム当たり2万6684ベクレル、地下0~10センチの土の層は721ベクレルであったものが、13年6月には、それぞれ4万2759ベクレル、3225ベクレルに上昇しています。落ち葉層は廃棄物処理の安全基準(1キログラム当たり8000ベクレル)を超えています(12/16)。

・ 「帰還困難区域」は事故後6年たっても20ミリシーベルトを下回らず、10ミリシーベルトになるには15年以上かかると見られています(ものぐさ 除染の長期目標1ミリシーベルトは「成り行き任せの希望的な観測だ」)。

・ 除染土が団地敷地内の児童公園に保管袋に入れたままで放置されていました。放射線量は最高で安全基準の約10倍です。中間貯蔵施設の完成まで、除染廃棄物は各自治体が作る「仮置き場」での保管を予定しているが、設置は難航しています(12/16)。

2 増え続ける汚染水

・ 汚染水は1日400t増え、地上タンクに保管された汚染水は33万8000t(8/27)にもなり、海洋流出はいまだ続いています(ものぐさ 汚染水漏れ これでも「完全ブロック」か)。

・ IAEA調査団は「基準値以下の汚染水ならば、海洋放出を含めあらゆる選択肢を考慮すべきだ。トリチウムの被曝影響は極めて限定的だ」と提言しています。日本原子力学会も、同原発内に大量にたまり、海への流出が問題となっている放射能汚染水の成分のうち、高性能な浄化装置でも除去が難しいトリチウム(H3 三重水素)を、自然の海に含まれる濃度(基準値以下の間違いではないか?)まで薄めてから海に放出することを提案しました(ものぐさ トリチウム 飲んでみろよ)。

3 低線量被曝の恐怖に怯えての生活

・ 福島県田村市の都路地区(年間平均被ばく線量5ミリシーベルト超)は、帰還に向けた準備が進められています。帰還を歓迎する住民がいる一方、「都路は、今暮らしている仮設住宅より線量は高いし、山林は全く除染されていない。避難指示が解除されるとともに、賠償も切られ、我々は放り出されるんじゃないか」と不安を訴える住民もいます(ものぐさ 福島・田村市都路地区 5ミリシーベルト超でも帰還 ?)。

・ 「県民健康管理調査」検討委員会は11/12、「甲状腺と確定した子供は26人、がんの疑いは32人」と記者会見で公表しています(ものぐさ 福島原発 甲状腺障害)。

・ 20ミリシーベルト以下は「避難指示解除準備区域」に指定され、IAEA(国際原子力機関)は、「除染をしている状況では、年1~20ミリシーベルトの如何なる個人被曝も許容される」との発言をしています(ものぐさ IAEA 年1~20ミリシーベルト  許容)。帰還が始まり、賠償が打ち切られるのでしょうか。

4 不十分な賠償費用

・ 東電は、福島原発事故に伴う賠償を打ち切ろうとしています。「事故後2年が過ぎ、新規事業もできるはずで、今春以降の損害は因果関係なし」と言うのが東電の理由です(ものぐさ 福島原発 風評被害の賠償打ち切り ?)。

・ 中間貯蔵施設の国有化にあたって、土地の買い上げ価格は事故で目減りした土地の価格を基準に土地を買い上げると言っています。

・ 原発事故により避難した住民に精神的な苦痛を賠償する基準は、月額10万円としていました(ものぐさ 原発による精神的苦痛賠償金)。これを不服として浪江町は1人当たり月額10万円の慰謝料を、町内の除染が完了するまで35万円に増額するよう求めています。現在の慰謝料は、長期に及ぶ避難生活に伴う苦痛などの補償として、交通事故被害者に自動車損害賠償責任保険から支払われる慰謝料の基準額(月額換算12万6千円)を基に決められており、町側は、放射線被曝の不安やコミュニティー崩壊による苦痛などが加味されておらず、少なすぎると主張しています(12/25)。交通事故でも月額35万円の賠償があります(最高裁判例)。

・ 避難指示区域外の都市部で新たな住宅を取得する住民を考慮し、都市部と住民が所有する土地の地価の差額の50~75%を払う方針です(10/25)。時価100万円の宅地を所有していた住民が、2000万円の宅地を購入した場合の差額は、(2000-100)×(0.5~0.75)=950~1425万円。半分程度の補填です。時価2000万円の宅地を所有していた住民が、2000万円の宅地を取得した場合の差額は0円です(ものぐさ)。住めなくなった2000万円の宅地はいくらで買い上げてくれるのでしょうか。事故で目減りした土地の価格を基準に買い上げるのでしょうか。住宅はどうするのでしょうか。不十分だと思いませんか。

 10/18、第二東京弁護士会は、原子力損害賠償紛争審査会に対して、「福島第一原発事故被害者の不動産賠償基準の見直しを求める意見書」を提出しています。以下記します。

① 居住用の土地については,被害者の個別事情に応じ合理的に選択した移転先で必要な土地を取得できるに足りる賠償基準を定める。
②  居住用建物については,被害者が移転先において,事故前と同等の建物を建築するに足りる賠償基準を定める。

 「被害者の生活基盤を確保させることが急務であることに鑑み,端的に居住用不動産の再取得に必要な費用の全額を賠償する基準が定立されるべきである」と結んでいます。

5 廃炉は40年にも及び、膨大な予算を投入。

・ 「世界で最も廃炉作業が進むトロースフィニッド原子力発電所(英)では、施設を完全に解体し終えるまでに90年の歳月を要する」と伝えられています。しかも、これは深刻な事故を起こしたわけでもなく、普通に運転をして普通に廃炉作業に入った原発で、なおかつ23.5万キロワットという小さな原発です。それでもこれだけの時間が必要なのです。 果たして、40年で終了するのでしょうか。

・ 東電は、廃炉・汚染水対策として2兆円を見積もっているが、仮に廃炉に90年も要するのであれば、この程度で収まるとは思えません。

・ 原発の廃炉を容易にするために会計制度を変え、その負担を、電気料金で回収する案を経産省は了承し、年内にも新制度が適用される模様です(ものぐさ 会計制度変更で福島原発廃炉にも電気料金の負担 ?)。しかも、国民負担です。

 事故から26年経過したチェルノブイリ原発事故による甲状腺がん患者(事故当時の年齢が18歳未満)の年間の発症数は事故後26年たった今ても増え続けています。2009年は、実に1万人当たり1人の発症割合です(ものぐさ 福島原発 甲状腺障害)。

 それでも、貴方は原発の再稼動を認めるのですか。

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