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2014年3月20日 (木)

地震学の現状・誤り

 中電は2/14、4号機の適合性審査(安全審査)を原子力規制委員会に申請しました。

 一方、中電は浜岡原発訴訟裁判において、原告側の安全に対する求釈明にまともに応じません。裁判に対しては誠に不誠実です。

 2/6、静岡地方裁判所における浜岡原発訴訟第十ニ回口頭弁論で提出された準備書面16は現状の地震学の問題点について述べています、

<準備書面16>

1 地震学の特色

・ 実験的確認なされたもの(実証)はほとんどなく、その真実性を担保するものがない。アスペリティ(ものぐさ 浜岡原発訴訟 傍聴記 アスペリティー・防水扉等の問題点 その6 浜岡原発訴訟 傍聴記 アスペリティー及び越流量(本間の公式) その7)すら実験的確認がとれたものではなく、単なる仮説に過ぎない。

・ 実験的に確認されたごく少数の知見と単なる推測に基づく仮説が混在している。

・ 証明について厳密さがないのと同様、概念定義も曖昧(アスペリティ、プレート等)。

・ 公式は、どのように証明したのか明らかにされていない。公式作成時の基礎データに幅があり、上限、下限がカットオフされ、単に統計的な中央値が示されるに過ぎない。

2 不確かさと信頼性の低さ

・ 「東北地方太平洋地震」は、今までの学説や議論が根本的に間違っていたことを明らかにした。

3 基準地震動の誤り

・ 基準地震動を上回る確率(超過確率)は1万年に1度としている。とすれば588年に1度の確率となるが、実際には10年間で4度(①2005年8月の宮城沖地震(Mj7.2)の女川原発、②2007年3月の能登半島地震(Mj6.9)における志賀原発、③2007年7月の新潟県中越沖地震における柏崎刈羽原発、④2011年3月の東北地方太平洋沖地震における女川原発と福島第一原発)も基準地震動を上回る地震が起きている。実に2.5年に1度の割合である。基準地震動の策定に誤りがあるとしか考えられない。

・ 1万年に1度といっても1万年観測されてきたわけではない。一定期間の観測結果から予測された数値でしかない。

・ 基準地震動は科学的に十分な根拠を持った数値ではなく、単に原発審査のために不正確であることを知りながら敢えて使用されている。

 最後に、準備書面16は次のように結んでいます。

 現在の地震学の知見は、曖昧で頼りなく、誤謬(間違い、誤り)に満ちたものである。それは、実験的検証に晒されていないことから、ある種必然的な事態である。更に知見の基礎となっている科学的データの集積は、あまりにも短期間であまりにも不十分である。不十分な知見の上に建設された原発の安全性は、脆く頼りないものである。専門家と称する人達は、「素人だまし」の手法で、数値や基準、概念を操作し、原発の安全性を演出してきた。専門家がこう言っているからと言う理由で判断を放棄してはならない。

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