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2014年7月26日 (土)

浜岡原発のクリフエッジ

 <浜岡原発訴訟の第十四回口頭弁論の準備書面23より> 

 中電はクリフエッジを明らかにせよ。

 関西電力は、再稼動前にストレステストを実施し、最大加速度Ssを700ガル、クリフエッジをSsに係わる最大加速度の1.8倍である1260ガルと特定した。クリフエッジとは、プラントの状況が急変する地震の負荷レベルを指し、これを超える地震により、システムは崩壊し、非常用設備ないし予備的手段による補完もほぼ不可能となり、炉心溶融に結びつく。

 関西電力の地震動評価には誤りがある。事故は万が一にも許されないのであるから、平均的な地震動を想定して求めたクリフエッジは明らかに過小であり、不十分である。1260ガルを超える地震は、大飯原発に到来する危険性がある。

 平成20年6月14日に発生した岩手宮城内陸地震で観測された4022ガルを想定すべきだ。

 中央防災会議想定による「興津川上流アスペリティ」直上地域付近での地震動は3000~3500ガルとなると試算され、中電もこれを認めている。

 浜岡原発に地震動が襲来した場合、炉心溶融、水素爆発あるいは水蒸気爆発を防止できるか否を明らかにするためにも、①地震動による最大加速度、②津波の高さ、③全交流電源喪失及び最終ヒートシンク喪失に係る日数の3点についてクリフエッジを明らかにせよ。再稼動申請をしているからには、クリフエッジを特定していないという言い訳をすることは許されない。

 関連記事 (ものぐさ 浜岡原発訴訟 傍聴記(不合理な新規制基準 立地審査指針違反 新規制基準の基準地震動は旧態依然 司法が変わる・大飯原発原告勝訴 クリフエッジ) その10 ) 

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